丸の内のランチタイム

2000年1月26日    

 一頃は丸の内に本社を置くことが企業のスティタスであったが、昨今はリストラの煽りで企業が家賃の安い、品川港南地区やお台場・大崎・天王洲・恵比寿方面への転出が進行している。丸の内仲通りも企業が出た後、テナントの補充がない櫛の歯ビル現象。

一番、痛手を蒙っているのが、ビルのサラリーマンを対象にしていた、地下街の飲食店経営者。昼食時の12時から1時までの間、仲通りが一斉に歩行者天国になると、通りの角々にリヤカーやバンに弁当を積み込んだ、急拵えの店がオープンする。人気のある弁当屋には行列が出来る。値段は5・600円とサラリーマンにとっては手頃だし、内容もハンバーグ洋食弁当・中華弁当・インド風カレー弁当・鮭弁当と豊富だ。何といっても、今の弁当は米が美味い。

一時は保健所の通達によりとの大義名分で弁当屋の締め出しを謀っていた地下商店街であったが、現実には利用者が多いので商店街がツベコベ言っても押され気味で、丸の内の今昔が、身に沁みているのではないだろうか。