青梅マラソン

2000年2月2日    

 関東一円の冬の風物詩、「青梅マラソン」 が今年は2月20日(日) に開催される。 この日を心待ちにしてトレーニングに励んでいるのがT社の総務Aさん。 サラリーマンは身体が資本。 十数年前から自分の健康管理を兼ねて走り始めたという。

会社の定期検診でも若い人達の成人病(肝臓・糖尿・血圧等)が多くなったという。 昔と違って内勤者はコンピューターと対座しての机仕事が多く目は疲れるし極端に運動量が減っており、ストレスのはけ口がないのも事実。 所詮、人間はアニマル。

私は退社してから夜5、6キロを30分程走っているのですが、ランニングが一番安上りで全身運動になり身体の為にはいいですね。 最近の道路は殆どがアスファルトなので膝に負担のかからないよう靴にだけはぜいたくしていますが…。 目を輝かせて語る血色のいい顔はとても57歳には見えない。

「青梅マラソン」 も雪で中止になった以外は10回連続出場。 ラッキーなことに抽選にはずれたことがないんです。 参加者が多いので抽選で12,000人が選ばれるという。この日は地元住民とマラソンランナーが一体となったお祭り騒ぎ。 青梅街道沿いに並ぶ家々の人が、ボランティアでジュースや飴、おむすび、梅干などをランナーに用意し応援してくれるという。 後戻りしておむすびをとりに行く人もいるとか。

30キロを 12,000人が走るのだから空から見れば流れる人の帯。スタートして後方の人がスタートラインに来る迄に6、7分はかかるという。スタート時のはりつめた緊張感がたまらなく好きで、完走することだけを心がけて走るのだという。 「夢はハワイのホノルルマラソンに参加することですが、総務の12月は忙がしい月なので休むわけには行きません。 リタイア後の楽しみに残しておきますわ」と何時までも若い。

一連の企業不祥事によって、とかく世間から総務部が元凶だと決めつける暗いイメージがつきまとっているが、そうした環境にあっても、臆せず自分の人生を走り続けるA氏の気概に一服の清涼剤としての爽やかさが感じられた。