東海村 農家で取れる根野菜の噂話



2000年2月23日    

 JCO の臨界事故が原子力の町・東海村に与えた影響は大きい。 事故現場を通る国道6号線を敬遠して、少し遠回りになるが海沿いにある国道245号線に迂回するドライバーが増えたという。 特に国道6号沿線の飲食店は、経営に破綻を来たしているという。 一方火事場の泥棒じゃないが人の不幸で一儲けを企む奴が出て来るのも悲しい。 

東海村の農家から主に根菜類 (大根・人参・ごぼう・じゃが芋等) だが放射能汚染を口実に、二足三文で安く買い叩き、隣県の農家経由で○○農協に持込まれ○○県生産として東京市場に出荷されているというもの。 対岸の火事と思いきや、知らぬが仏でその野菜を食している東京都民こそいい面の皮。

危険がないとはいっても、気持のいいものではない。 ただ○○県農協とあるだけで消費者は品質の保証をしているブランド品として安心するものである。 昨今はこうした消費者心理を欺くものが多い。

静岡や青森でとれた「ふぐ」が下関まで運ばれて下関のとらふぐに変身、高値で取引きされているとか。 岩手の酒米が神戸・「灘の生一本」 の酒米になっているとか。 群馬・下仁田に全国のネギ生産者から持ち込まれたネギが名産 「下仁田ネギ」 に。 新潟・魚沼の 「こしひかり」、松坂牛にしても然り。

日本全国津々浦々にまで発展した交通網・又めざましい宅配便の普及により産地としての価値観が薄れ全国の集荷場になってきているのも事実で、目くじらをたてて取上げる方がおかしいのかも知れない。 この平和で飽食の時代、ブランド志向の強い日本人気質に訴えるビジネスが横行するのもむべなるかな。 

JCOの親会社・住友金属鉱山(株) も責任上東海村の野菜を引取り全社員に配っているとか。 住友グループ全社が協力してやれば、ずい分助かるだろうにとは無責任な野次馬の弁。