|
W杯キャンプ地誘致活動の愚かさ、恥ずかしさ
2002年1月17日
私はサッカーのワールドカップ(W杯)が早く終ってくれればいいと願っているのですが、我々、団塊の世代ではサッカーって興味ないですからね。
2002年が明けた途端「世界で延べ150億人が見る4年に1度の大祭典、W杯の開催まで後134日!」などと秒読みに入っているようなマスメディアの報道は実に腹立たしい限りですよ! 国民すべてが一丸となってサッカーを支持しているイタリアなら別でしょうが、果して日本国民の何%がサッカーを見るかですよ。
プロ野球をおびやかす存在となるであろうと、9年前に誕生したJリーグ(日本プロサッカーリーグ)発足当時のフィーバー振りと一緒でね、最近は下火になっていたJリーグ人気が、W杯でまた息を吹きかえして来たような状態ですから、長続きはしないと思いますね。
出場32ヶ国が、練習と調整を兼ねて大会前1ヶ月から2ヶ月、W杯日本組織委員会が認定した公認キャンプ候補地で、自主キャンプを張るらしいのですが、現在、全国でキャンプ地誘致に立候補した各県の自治体は、84もあり韓国で開催の1次リーグ16ヶ国を除く、残り16ヶ国を誘致する熾烈な争奪戦が静かに潜行しているとか。
本来、キャンプ費用は、出場国の自己負担とFIFAから支給される費用で支払われることと、なっているのに、旅費や滞在費用を負担するだけでなくプラスアルファーまでつけて、キャンプ地決定の条件にして自治体側が交渉しているというのですから馬鹿げた話ですよ。
本来ならキャンプ地の使用料金を払うのが当然なのに、金を払ってまで来て貰おうという自治体のキャンプ地誘致の内容を知れば、地元住民がはたして納得するかどうかですよ。 サッカーファンばかりではないですからね。 大義名分は経済効果と地域交流を期待し、キャンプ中に公開試合などを予定して、スポンサー料を見込んでいるのだとか。
アイルランド誘致を進めている島根県出雲市は、1億円弱に上ると見られる選手等の滞在費用を、市が全額負担するというのですが、観光地とはいえ過疎地であり、ペイ出来るのかなと思いますね。
広島の招致委員会は、広島と移民の歴史を通じてつながりの深い強豪国ブラジルに的を絞り滞在費など約8000万円を広島が負担することで誘致を進めていたらしいのですが、キャンプ中に、地元のサンフレッチェ広島とブラジルの試合を組む考えでいたところ、ブラジル側から練習試合のギャラとして400万ドル(約5億円)を要求されてブッタマゲてしまったとか。
ブラジルが1次リーグを共催国韓国で戦うことになったので、誘致は難かしいようですが、内心ホットしているのは広島招致委員会じゃないですか。 これまでの開催国ではこういった費用を出していたのでしょうかね?
共催国の韓国では、韓国組織委員会が参加チームのキャンプ地を決定するので個々のキャンプ地誘致活動ということは全くないと聞きますが、日本のマスメディアもW杯サッカーを煽るだけではなく、実情を国民に具体的に判り易く報道すべきですよ。
W杯開催国の経済波及効果は、一説には3兆円とも言われていますが、全国10ヶ所で試合が行なわれることから、日本のあちこちにスタジアムが新設されましたが、W杯終了後、旅費と滞在費を丸抱えで誘致した結果、赤字のツケだけが残ったとか、これらの施設が「無用の長物」とならないよう切に願う!!
|