閉会してホッとした、ソルトレーク冬季オリンピック


2002年3月1日    

 ソルトレーク冬季オリンピックの、喧騒なマスコミ報道から解放されてホットしている人は多い筈。 前回の長野五輪で獲得したメダル10個(金5、銀1、銅4)が、日本国民に鮮烈な印象を与えただけに、期待が大きく今回の(金メダル0、銀1、銅1)結果には、テレビ観戦側も心身共に疲れ、納得の行かないストレスがさぞやたまったことだろうと思う。

「惨敗日本! 若手育たず」と新聞が書きたてたように、主力選手の殆どが4年前と変らない顔ぶれでは、戦う前から結果は判っていたような気がする。

長野五輪のスキージャンプで、余りの日本選手の強さに、身長によって使用する板の長さを決めるというルール改正で日本人には不利だと見られていたが、日本人と身長差のないスイスの若手が苦もなくノーマルヒル、ラージヒルともに優勝するようでは、敗れた理由にはならない。

国どうしのウラ取引が表沙汰になり、審判のジャッジで揉めたフィギュアスケートで、露骨に東西陣営に分れる判定や、技術の評価ではなく審判の好みや主観で採点される結果には選手もヤル気をなくすだろう。

「イエローにはメダルを渡すな!」との人種差別?、メダルが期待されていたショートトラックの寺尾選手、優勝していた筈の韓国選手が、共に審判の不可解な失格の判定で落とされたケースに「これじゃオリンピックはイラナイ!」と怒るのは当然。

里谷選手が銅メダルを獲ったフリースタイルの女子モーグルや、男子エアリアルで見せた伸身後方3回転5回ひねり等は、命がけの曲芸で果してこれをスポーツといえるのだろうか。

今や五輪は高い放映権・スポンサーのコマーシャル等で開催国にとってはおいしいビジネスだと聞く。 要するにテレビ番組としての世界オリンピックショーなのである。
これをスポーツとして見るから腹が立つのである。

ソルトレークが終ったのも束の間、テレビでは、次は日韓共同開催のワールドカップだと囃したてているが、果たしてどうなることやら。

ソルトレークには、選手109人、役員109人の日本選手団が参加したが、果して選手と同数の役員が必要だったのだろうか。

コーチも役員だというが、それにしても20億円もの金をかけて、銀1、銅1では余りにも高い代償である。 まさかアマチュアスポーツ界に、外務省なみの既得権益のようなものがあるとは思えないのだが‥‥‥。