大したもんだよ「野村沙知代」さん


2002年4月4日    

 脱税の罪に問われている話題の人、野村沙知代被告の初公判が、3月19日東京地裁であり、傍聴人席60に、約800人もの傍聴希望者が殺到し、サッチー裁判の関心の高さをうかがわせた。

第一回目の公判で、求刑までいくというスピード審理であった。 判決は5月1日である。

「自らが経営する会社2社の所得」と「個人の所得」を合わせて5億6800万円の所得を隠し、うち2億1000万円を脱税していたとする起訴事実を、サッチーは全面的に認め、「野村沙知代 個人に懲役2年、罰金2600万円、経営する会社2社には罰金3900万円」が求刑された。

検事側の言うことには、何一つ反論もせず、おっしゃる通りでございますと、全面的に認めて、既に脱税に対する納めるべき税金は納付し、心証をよくする為にタレント活動も辞めると言い、ただひたすら反省の態度を見せたのは、弁護士から執行猶予をもらうためには、そうしなさいと指導を受けたのだろう。

終始、反省していますと謝罪の連発で、裁判長の質問にもしおらしく小声で答えていたそうだ。 テレビのバラエティ番組を高慢ちきな言動で席巻し、芸能人をこきおろしていたサッチー節は微塵も聞かれなかったそうだ。

求刑後、弁護側から5月1日の判決に向けて「寛大なご処分を」と、情状酌量の執行猶予を望む発言があったという。 昨年12月5日に逮捕され12月22日の保釈までの、わずか15日だが、自由を束縛された拘置所ぐらしと連日の検事調べのなかで、猛女サッチーも頼れる人は弁護士だけと考えたのだと思う。

ヤメ検の山田 宰 弁護士がハッスルしているが、判決で執行猶予がとれたら多額の報酬金が約束されているな、と考えるのは下衆の勘繰りだろうか。

今回の脱税告発の急先鋒となったサッチーの二男、ケニー野村氏は「謝っても腹の中で舌を出せ!」と母からよく言われたと暴露していたが、サッチーは公判中、長い舌を出し続けていたに違いない。

終戦後の流行歌「星の流れに」の世界から身を興したと、巷間いわれている彼女だが、さすが元気なもので、自伝小説「老愁記」を執筆中だそうである。 この本の売れ行き次第では講演活動を再開するつもりかもしれない。 そうなると今度はタレントから先生になるが、いやはやどうして大したものだ。