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パチスロ機メーカーの顧問になった 前田健治、前警視総監
2002年5月29日
大手パチスロ機メーカー「アルゼ(株)」は、5/10日付で前田健治、前警視総監を常勤顧問として迎えると発表した。
前田氏が警視総監を退官したのが1999年8月26日。 当時、商法違反「植木リース事件」で摘発されたJALへの天下りが、水面下で画策されていると囁やかれていたものだが、それを嫌ってか、ほとぼりが冷めるまでということだったのか、特殊法人「自動車安全運転センター」の理事長に治まったのである。
全国47都道府県に事務所を置く、この特殊法人は、警察天下りの名門と言われるだけあって、歴代の理事長は、警察庁長官や警視総監が就いている。
前田氏はアルゼの顧問就任の弁として「私の経歴と会社の業種で考えることはあったが、警察を離れて2年半になるし、アルゼの業務に直接かかわらないので、問題はないと思う」と述べている。
警察を離れて2年半になるとは言っても、警視総監としての経歴から人脈も多いだろうし、アルゼがこれを仕事に結びつけない筈がなく、建前は人材育成担当だとは言っても、大企業より遥かに勝る好条件で動いたな、と見るのが一般的。
業種によって会社を差別する積りはないが、とかく警察との癒着が取沙汰されているパチンコ業界に、警視総監まで上りつめた人が、敢えて身を委ねる見識のなさには唖然とする。
キャリアの最高位を極めた人は、庶民と違って食うに困らないだろうし、いつ迄もカネに執着し、プライドというものが無いのか、名士としての身の処し方は無いのかと不思議に思う。
警察庁が所管しているパチンコ業界は、それだけオイシイのだと聞く。 パチンコ店は現在、全国に約18000店、パチンコ・パチスロの機械は約550万台が稼動。 実際パチンコ業界が支える法人の数は断突に多い。
その専務理事には歴代警察庁のキャリアやOBが就いており、警察とパチンコ業界の混然一体となった組織が巧妙に、しかも合法的な方法で一般景品から、コーラ等の飲料水にいたるまで、驚くばかりの名目でカネを吸い上げているのである。
これ迄もパチンコ業界と警察の癒着は、パチンコのプリペイドカードをはじめ景品換え等の制度に関し、マスコミによって指摘されて来た。
違法な換金をする、賭博ゲーム店やカジノ店でも取締る警察との癒着振りは相当なもので、摘発情報を教える見返りに現金を得るというのが常識とされ、ヤクザ顔負けのみかじめ料なのである。
簡潔に言うなら昔、パチンコ業界を牛耳っていたヤクザの親分に変わって、今や警視総監が仕切っていると言われても仕方がない。
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