【平成4年】     住銀・イトマン事件をめぐる主な動き

年 月 日内    容
平成
 4.  1.23


    5.11


    5.13



    5.14


    5.20


    5.25





    5.25



    5.28



    5.28


    6. 2




    6. 5


    6.19






    6.23





    6.26



    6.29



    7.17



    7.30



    8.14






    8.21



    8.28


    8.31


    9. 3


    9. 3



    9.18



    9.28


   10.30


   11. 9


   11.11


   11.18





   11.19


   11.30

   11.30



   12.24



   12.24


イトマン元副社長高柿貞武(自社株取得)に対する初公判開廷。

河村良彦293日ぶり保釈、保証金2億円(1億円本人支払い。1億円弁護人保証)

大阪地検、絵画取引などをめぐる31億円余の法人税法違反で許永中を再逮捕。
許グループ企業の役員6人も逮捕。

イトマン元副社長高柿貞武に論告求刑。
会社に51億円の損害を与えたとして懲役2年を求刑。

大阪高裁は河村良彦の保釈を証拠隠滅の恐れありとして取り消す。9日間で再収監される。

イトマン平成4年3月期決算発表。
売上高約5,763億円(前月期比8.6%減)経常利益約14億6千万円、大阪本社ビルの売却(一部)で特別利益約390億円計上するも貸倒引当金計上などあり、最終利益約234億円となる。
前期から繰越しの損失396億の一掃ならず。

イトマン、住銀常務(融資第三部長)吉田哲郎、監査役中西弘之を副社長として迎え入れる(6/26正式決定)人事を発表。副社長十河安義は住銀へ復帰。

住銀玉井英二副頭取(反磯田の急先鋒だった)が退任(6/26)住友クレジットサービス社長に就任。取締役松下武義も退任。東京総合信用社長に就任の人事を発表。

住銀取締役会で平成3年2月退任の磯田一郎と西貞三郎(元副頭取)の退職金を2年連続の先送りを決定。

大阪地検「関西コミュニティ」とオーナーの許永中、同社の田中東治を約30億円の脱税で起訴。
脱税の起訴額は史上5番目、大阪国税局は約43億円を追徴課税の方針。1年1ヵ月ぶりに住銀・イトマン事件の捜査終結す。

大阪高裁、河村良彦に対し再度弁護人と妻以外との接見を禁止する決定を下した。

小早川茂の第7回公判に伊藤寿永光が弁護側証人として出廷。平成2年9月、住銀磯田会長が河村良彦と伊藤とを呼び出し、週刊誌に対する記事対策を指示し、自ら週刊新潮の編集長や作家の山崎豊子さんに電話して記事の差し止めを依頼したなどと証言。センセーションをまき起こす。マスコミ取材に対し山崎女史は否定。

河村良彦らの第11回公判にイトマン社長、芳村昌一が検察側証人として出廷。
河村のカリスマ性やワンマン体制について証言。一連の事件をイトマンに対する裏切り行為と断じ、厳重な処罰を望むと証言。

イトマンの株主総会開催、役員31人が立ち上がり株主に謝罪、昨年の半分の42分間で閉会す。出席株主261人
住銀総会では事件への言及も陳謝もなく、34分で終了。

イトマン元副社長高柿貞武(自社株取得)に七沢章裁判長は懲役1年2月・執行猶予3年(求刑懲役2年)を言い渡す。本人は控訴せず有罪確定。

雅叙園観光が「日本ドリーム観光」株の売却益約114億円の申告洩れで重加算税を含め約60億円を追徴課税されていたことが判明。会社側は異議申し立てへ。

(山口組若頭 宅見組組長 宅見勝、大阪府警により
 外偽法違反容疑で逮捕される
8/4大阪地裁は健康上の理由で拘置の執行停止の決定を下す。)

住銀系の資産管理会社田村町興産(社長木下久男元イトマン専務、住銀出身)が大阪府民信組元理事長系の企業所有のイトマン株2,750万5千株を買い取り、以前から保有の40万株とあわせて約13%を占める筆頭株主になったこと判明。
イトマンは「筆頭株主が安定株主化したことはプラス」と歓迎。

ダイエー・ファイナンスは近畿放送(本社ビルなどを担保にしている)に対し、譲歩なければ社屋などの担保の競売手続きをとると通告。

河村良彦再収監より100日ぶりに再保釈。保証金2億5千万円に増額

田村町興産、8/21付でイトマン株を770万8千株買い増し、保有比率が約13%から17%になったことが判明。

ダイエー・ファイナンスは近畿放送の担保物件の競売申請の1〜2ヵ月の猶予案を提示。

(大阪地検、宅見組組長の1ヵ月の拘置停止期限切れのため
  入院中の病院から再収監した。)
9/8大阪簡裁は罰金50万円の略式命令を出し釈放された。

イトマン、住金物産は合併に同意、平成5年4月1日付で住金物産がイトマンを吸収合併することで合意と発表。合併比率は5対1

許永中系企業「関西コミュニティ」の脱税事件に対する初公判開廷。許は起訴事実をほぼ全面的に否認。

ダイエー・ファイナンス、近畿放送と11月以降も協議を続けていく方針を明らかにする。

小早川茂、弁護団5人全員の解任届を大阪地裁へ提出、受理される。

イトマンは保有の雅叙園観光株381万株を市場で売却したこと判明。売却損失約6億円強発生した模様。

伊藤寿永光の保釈を大阪地裁が決定。
保証金3億5千万円(河村良彦は2.5億円)
伊藤は保証金の納付ができず実際の釈放は11/27午後となった。2億円は伊藤が調達。1億5千万円は3人の弁護士が保証。1年4ヵ月ぶりの釈放だった。

雅叙園観光、永田町監査法人を決算内容を勝手に公表したとして解任。

イトマン、住金物産 合併契約に調印。

イトマン平成4年9月の中間決算発表。
売上高約2,652億円(前年比10.2%減)当期損益485億円の赤字。

住銀、イトマンにからむ不良債権約1,000億円を今年度の決算で一拠に処理する方針を固める。「無税償却」の方向で大蔵省と調整。

イトマン並びにイトマンファイナンスのかっての巨額の融資先(平成2年秋には200億超の融資あり)であった八善工務店(京都)が約3億円の所得隠し、大阪国税局は重加算税を含め3億3千万円を追徴したことが判明。


昭和 平成元年 平成2年 平成3年 平成5年 平成6年

目 次  巻末 参考資料