検察長官は今こそ罪を償うときだ

(平成15年1月22日)
差出人:  大和の嵐  

 昨日、大阪地裁で三井元公安部長検事の公判を傍聴した。 贈賄側の暴力団関係の受刑者は、前日も数時間にわたり大阪拘置所で検事三名から証人テストされ、それ以前にも十数回にわたり証人テストさせられると言う事が判明した。

このように検察側の思惑通りの答弁を、事実上強要させられると言うのも異例だが、事件そのものは大した犯罪ではないと思われるのに、このように検察官が神経を使うのは、ほかに何か目的があってのことだろう。

当然、それは三井元検事が悪徳検事で、彼の主張する調活費の検察長官達による私的流用事実そのものも、自らの犯罪を隠蔽するために、単に虚偽の主張をしているに過ぎないものだと、国民一般に思わせるためだとしか考えられない。

ところで、同じく傍聴に来ていた、あるジャーナリストの方から聞いたのだが、昨年奈良市で起こった、奈良地検の元事務官による建設現場侵入事件で、その事件が起こった当日に奈良地検次席検事が、事件発生現場に駆けつけ、現場監督に名刺まで渡して事情を聞いたと言うのである。

次席検事と言えば地検ナンバー2の人である。 普段は決裁官として部下の検察官を指導するだけなのに、暑い真夏の日中に砂埃の舞いあがる土木建設現場に官用車で乗り付け、現場監督に名刺まで差し出して事情聴取するなど聞いた事が無い。

あの新潟県で起こった少女監禁事件でも地検はおろか、県警本部幹部ですら、当日もしくは翌日に誰も駆けつけていなかったではないか。 建造物侵入などは、罰金相当の罪である。 そんな事件に、わざわざ次席検事が駆けつけると言う事は、ほかに何か思惑があってのことだろう。

この元事務官はその当時、検察庁の組織ぐるみのカラ出張などの公表を、マスコミを通じて行っていた。 地検としては本省や高検からも、何とか対処するように迫られていただろう。 そこに天から降ってきたようにこの事件が起こった。

奈良地検としては、慌ててこのような異例な事を行ったのだろう。 その時の奈良地検の狼狽ぶりが手に取るようにわかる。 このように検察と言うところは、自分達に対する内部批判者に神経質なところであり、それ以外の事件に対しては、それほど神経は使っていないのではないだろうか。

先行き不透明な現代において、さまざまな犯罪が起こり、また、これからも起ころうとしている。 このような時にあって、検察は自己の悪事の隠蔽に、神経を使うべきでないのではないだろうか。

いまこそ、全国の検事長、検事正をはじめとする検察長官は、調活費等の公金不正流用の事実を率直に認め、国民に謝罪して、過去と訣別し、真の悪に立ち向かうべきではないだろうか。