泣きの涙の“現在証明書”

(平成16年8月5日)
差出人:  江戸川の予想屋  

……大蔵省証券局の時代から長年の経験による、「ゴミ溜めを徘徊する貧乏人が食中 毒にかかるのは自業自得」と官僚なりの冷厳な行政信念が窺えられる。

証券取引所に至っては上場会社から徴収する上場賦課金欲しさに、生ける屍さえをも 売買継続と望んでいるようだ。(上場賦課金は1社当たり年間1200万円で資本金 規模によって増加)

東大卒のインテリは倒産したボロ株に群がっていた零細投機家を「結婚詐欺師に引っ かかる連中は知力の劣った欲惚け」と冷笑するのであろうか。(目安箱:平成16年2 月10日)

上記は論談目安箱をお借りしてインチキ仕手株の実態を論じた一節である。

そして8月3日、東証は丸石自転車の上場廃止を決定した。 東証はどんなボロ株であ ろうと売買さえ執行されれば約定代金の0.18/10000の手数料を会員証券会 社から徴収できる。

しかしながら監査法人が「意見差し控え」を言い出したら放っておくわけにいかな い。  さて、上場廃止⇒倒産に至るかは不明であるが、丸石ホールディングスが7月16日 に発表した“現在証明書”は近来稀に見る傑作といえよう。

新規事業に進出したという与太話は「ぜんぶデタラメで、手形を切りまくり、関係者 が山分けしてしまった」と、“私設管財人”が心中を口惜しく吐露する歴史的文書で ある。(要約抜粋)

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平成16 年7 月16 日 各 位

会 社 名 丸石ホールディングス株式会社 代表者名 取締役社長 永堀 隆司

弊社子会社丸石自転車鰍ノおける新規事業の今後の方針について

……丸石自転車褐ウ社長八木芳雄発案のもと着手した新規事業につきましても、その 業務提携先としておりました企業を含めて不透明な部分が浮き彫りになり、当委員会 として調査を進めてまいりました。 平成16 年7 月16 日開催の当社取締役会において その調査報告を受け、今後の事業の方針を下記のとおり決定いたしましたのでお知ら せいたします。



○ 足立区有料老人ホームの設立運営

……設立しても入居者確保が困難と予測されるため、今後多額の建設資金をかけても 事業としての収支が見込めないとの判断の下、本事業計画を中止いたします。

○ 滑ロ石ウエルネスケア(仮称)設立予定

……自転車市場の冷え込みが著しく準備活動に進展がないまま休眠状態でありますの で本事業計画を中止いたします。

○ サンビレッジ霧島プロジェクト

……現状の財務状態を考えると事業継続が難しいとの判断の下、本事業計画を中止い たします。

○メディケアと学校法人平和学院との業務提携

……足立区有料老人ホーム事業計画の中止が決定したため、業務提携を解除いたしま す。

○PFI手法による駐輪場事業

……当該事業の実現可能性も含めて契約先と再度協議をしております。

○ ジャガースポーツとの業務提携

……(元社長八木芳雄の独断と思われる)契約書の存在が判明したため、その契約内 容についての協議を致します。