万博関連の投稿を読んで

(平成17年10月28日)

投稿者:  不明  


 万博については大鷹を殺した時点で、愛も環境もテーマとして破綻していると思いますが、博覧会協会が100億円の黒字の発表を聞いて唖然としました。 それは単に会計処理の方法と協会の負担分が少ないだけの話でしょう。

万博の総事業費は1900億円です。 入場者数が約2200万人、チケット販売は約1700万枚といわれています。 前売りや子供、シニア、夜間の安いチケットを一切無視して2200万人が定価の4600円で入場したとして1012億円。

大人も子供も1人あたり会場でのお土産、飲食に2万円 (5人家族で10万円) 使ったとして、博覧会協会へのロイヤリティーが2割だとすると880億円

これでやっと1892億円の収入ですよ。 実際にはチケット販売はもっと少ないし、一人あたり2万円も使わないでしょう。 どこから出た数字でしょうか。

万博終了後に即、過疎の赤字路線となった東部丘陵線リニモの総事業費は1000億円です。

そもそも、別会社にする必要など全くない。 乗換駅である藤が丘へはそもそも地下鉄しかないのだから、藤が丘から先へ地下鉄を延長すれば済んだ話で、万博期間中も乗換えで何時間も待つ必要もなく、終了後に宅地や都市開発をする場合でも乗り換えが一つ増えるかどうかは大きい。

地下鉄延長であればこの間の利用客が少なくとも地下鉄1編成あたりの運転距離が伸びるだけです。 丸々赤字になる鉄道会社をわざわざ作る理由がわかりません。

パビリオンのブースは撤去費用のみで譲渡される予定でしたが、1件も引き取り手がありません。

撤去に2000〜4000万円かかる上に、仮設の建物なのでそのままでは建築基準法上、通常の建物として利用できないこと、屋根の部材が20メートルを超えるため道交法上屋根を運搬できず、屋根なしでの販売 (譲渡) であることなどがその理由とされていますが、壁しかないような中古のプレハブに2000〜4000万出すくらいなら普通は新たに作るでしょう。

とても全ての売却先が見つかるとは思えず、撤去、処分費用は最終的に誰が負担するのでしょうか。

それで100億円の黒字とは、血税の負担分が如何に多く、博覧会協会の役員がどさくさにまぎれて持ち逃げした金額を臆面もなく公表しているとしか思えません。 雪の降る日から炎天下までボランティアで働いた人に恥ずかしくないのでしょうか。

いっそのことボランティアではなく雇用契約を結んで給料を払って差し上げたほうがよかったのではないかと思います。 かかった莫大な無駄遣いからすれば僅かな金額です。

名古屋市は藤井フミヤ氏にプロジュース料と称して3000万円の報酬を支払っています。 また万博の役員報酬規定によると、副会長の報酬は月に126万円だそうです。 多くの会場職員は期間限定の雇用です。

ボランティアの方にいたっては無償で奉仕しているのに帰りに会場内のパビリオンを見る場合には入場チケットを購入するようにとの通達が出ていました。

「自然の叡智」 というより資本主義の悪知恵そのものに思えます。