リンゼイさん殺害事件・離婚評論家の《推理》

( 平成19年05月24日 )

投稿者:  モース警部  


 昨日(5月23日)の 『 東京スポーツ 』 は、紙上でリンゼイさん殺害事件の容疑者の行方を警察関係、精神科医、劇作家などを刑事に見立て、推理させている。 

ブログ炎上で有名になり、非弁活動、管理売春などの疑惑で 「 目安箱 」 でも取り上げられた家族問題コンサルタントの池内ひろ美氏が、ここで 「 容疑者はネット仲間と連絡をとりあって逃亡している 」 と “推理” している。

ところで、2月27日に、池内氏の疑惑を 「 2ちゃんねる 」 で最も激しく追求していた男性が脅迫と威力業務妨害の疑いで逮捕され、先頃初公判を終えた。被告側は無罪を主張。

池内氏は公式HP上で 「 公判中なので事件について話せない 」 「 一部の悪質なネット掲示板などで書かれている内容は根拠のない捏造、妄想、誹謗中傷である 」 「 これら(の中傷)は信頼のおける機関 ・ 団体の調査に拠るものでもなく、また、法律の専門家による正式な検証 ・ 判断によるものでもない 」 と述べている。

自分の事件は公判中だからとかいうわけのわからない理由で沈黙しておいて、“他人の” “殺害” 事件はコメントできるのか。 その神経が少しだけほんとうに、理解できない。

池内氏は以前、高須基仁氏がTVで推薦した本を読みもしないで暴露本と思い込み、「 こういう本を出すのはいかがなものか 」 とコメントした。 

高須氏は池内氏の発言に対し、BPO(放送倫理 ・ 番組向上機構)に苦情を申し立てたという経緯がある。

池内氏は、リンゼイさん事件のコメントを出すにあたり、この事件についてどれだけ調べたのか?

容疑者の長期にわたる逃亡を可能たらしめているのは 「 ネット仲間と連絡を取り合っているから 」 と主張する根拠はどこにあるのか。

“7人の刑事” のうち、前提を何の脈絡もなく 「 (容疑者はネット掲示板である種の英雄になり)ネット友人がいたとしよう 」 と規定したのは池内氏だけだ。占い師でも彼女なりの根拠を提示している。

東スポ紙上に書かれた “推理” は、池内氏の脳の内部で構築された推理であり、「 信頼のおける機関 ・ 団体の調査に拠るものでもなく、また、法律の専門家による正式な検証 ・ 判断によるものでもない 」。

もしリンゼイさんのご遺族が池内氏の “推理” を妄想だと言ったらどうするのか。
娘の事件をミステリーの謎解きのように扱い、根拠のない下馬評をしたと言ったら? 

リンゼイさん事件容疑者について池内ひろ美氏が述べている “推理” は、氏が容疑者を自分の事件の被告人に見立て、自らを被害者として規定したいがための印象操作をしているのではないかと疑われても仕方のないコメントである。

繰り返す。 なぜ自分の事件を語る意見は誹謗中傷で、他人の殺害事件はコメントになるのか。 なぜ自分の根拠のないコメントに限っては専門家の調査がなくても許されるのか。

なぜ他人の事件のコメントはできて、自分の事件はできないのか。