( 平成20年05月01日 )
投稿者: 村中
4月11日に 「 国道が車両待機場所の『三井アウトレットパーク入間』 」 というタイトルの投稿をしました。 横浜市民氏の投稿に 「 反応 」 したいと思います。 >報道によれば想定以上の客が押し寄せ近隣は交通渋滞、埼玉県警はヘリまで飛ばせて交通の管理をしているとのこと。 想定以上という表現は違います。 「 三井アウトレットパーク入間 」 に併設する 「 コストコホールセール入間 」 の来場者も含めてとらえると、事前に想定された来場者数、来場車両数であり、当然想定できた大渋滞なのです。 「 埼玉県警はヘリまで飛ばせて交通の管理 」 とありますが、現場はとても管理されている状態とは言えません。 国道16号線内回りの圏央道入間IC入り口は、入庫待ち車両でふさがれ、高速道路利用車両は中央車線から割り込むか、左車線で長時間待たされるかのどちらかしあかりません。 12日 (土) の朝には圏央道に向かう自衛隊の車両10台ほどが大渋滞にまき込まれていました。 西武バスの利用者は国道16号線の中央車線に停車した車両から降車せざるを得ない事態となっています。 左車線は入庫待ち車両専用という 「 異常事態 」 であり、まさに 「 異常地帯 」 と言っても過言ではありません。 問題は山積されています。 国道16号線と市道が交わる 「 工業団地入り口 」 の信号の市道側には歩行者用の信号は取り付けられていません。 事故が起きることを危惧しています。 このようなことから、私には警察が交通の管理をしているとは到底思えないのです。 >デベロッパーにとっては嬉しい悲鳴だろうが、現実に ( 渋滞を嫌って ) 客足が激減した近隣の商店には深刻な迷惑であろうし 国道沿いの商業者に限らず、地元で何十年も営業しているレジャー施設なども大打撃を受けています。 「 渋滞地域には近づかない 」 が当たり前になり、「 三井アウトレットパーク入間 」 開業3週間で 「 営業妨害 」 という地域商業者の声も聞こえてくるようになりました。 とても 「 迷惑 」 では済まされない問題に発展していく可能性も否定できないのです。 >そこで提案だがこのような大規模商業開発においては想定されるマキシマムの駐車場の設置を義務付け、更に公費 ( ヘリ運行、警察官動員等 ) の一部負担を求めてはどうだろうか? 「 マキシマムの駐車場 」 の実数の求め方を業者も行政もまったく理解していません。 大規模集客施設の運営知識が欠落している人たちに何を求めてもムダです。 時間と経費の浪費以外の何ものでもありません。 横浜市民氏は、公費の一部負担を求めることを提案されていますが、警察は業者を指導することはあっても、警察官を動員することはありません。 この問題で地元警察が頭を痛めていることは事実ですが、それでも有効な対策を講じることができないというのが実情です。 さて、冒頭に 「 反応 」 したいと書きました。 これには理由があります。 それは、地元の市議会議員や環境を考える団体等はエンドレスに続いていくであろうこの問題にまったく 「 反応 」 しないという事実があるからです。 市民が利用する路線バスの運行状況にも、高速道路の入り口が連日ふさがれている状況にもまったく 「 無反応 」 なのです。 さらに言えば、入間市議会議員には現場を見る、現場で何が起きているかを知る、改善策を研究するという姿勢がまったく見受けられません。 あの社会保険庁の職員同様に 「 放漫 」 と言わざるを得ない仕事ぶりです。 入間市議会議員の猛省を促したいと思います。 次に、この問題はこのまま放置しておくとエンドレスに続いていくことに関して若干説明します。 「 三井アウトレットパーク入間 」 と 「 コストコホールセール入間 」 を合わせた年間来場者数を私は800万人位と予想 ( 三井不動産は集客目標600万と発表、コストコの来場者数は推測 ) していますが、この800万人という数字は初年度の東京ディズニーランドの目標集客数であり、ユニバーサルスタジオ ・ ジャパンの年間入場者数とも近い数字です。 地下鉄東西線の浦安駅からシャトルバスで東京ディズニーランドへ来場者をピストン輸送していた、1986年度の自家用車での来場比率は46%でした。 JR京葉線が開通した現在では、自家用車での来場者は全体の3分の1ほどでしかありません。 1,066万人が来場した同年度の総車両台数は139万台であり、単純に割り算すると一日当り3,900台ほどです。 一方、「 三井アウトレットパーク入間 」 「 コストコホールセール入間 」 の年間来場者を800万人、車両来場者比率を80%、平均乗車数を2,5人と設定し計算すると、年間256万台の車両が入間市に押し寄せることになります。 1日平均7,000台を超える計算です。 三井不動産によると 「 三井アウトレットパーク入間 」 だけの来場車両数は、平日が5,000台、休日は10,000台と予想していますが、「 コストコホールセール入間 」 を合わせても駐車スペースは4000台分しかありません。 溢れた車両は国道16号線などの国民の共有財産である道路で 「 待機 」 するしかないのです。 「 三井アウトレットパーク入間 」 がよほどの不人気な場所に成り下がらない限り、この問題はエンドレスに続いていくことをご理解いただけたものと思います。 渋滞による環境悪化も懸念されています。 洞爺湖サミットもあり環境問題がこれだけ騒がれている中、渋滞によるCO2発生問題を放置させてはいけません。 埼玉県条例では停車中のアイドリングは禁止されていますが、この地域の渋滞は渋滞ではなく 「 停車 」 なみの交通麻痺です。 もちろん、停車状態にあるときはエンジンを切るべきだとは言えませんが、この状況は環境悪化を防止するためにつくられた埼玉県条例の理念に反した現象であることは間違いのないことなのです。 そして、さらに問題なのは健康への悪影響です。 昨日も各地で光化学スモッグ注意報が発令されました。 入間市のオキシダント濃度の計測地は、渋滞のメッカとなった国道16号線沿いの高倉地区にあります。 光化学スモッグ注意報や警報が発令されても、市や県はどうすることもできないでしょうが、三井アウトレットパーク入間開業に伴う慢性的渋滞が市民に健康被害をもたらすことにならないか、心配でなりません。 最後にもう一度書きます。 入間市議会議員は議会で質問するだけではなく、現場で何が起きているか、今後何が起きるのか、どうすれば解決するのかを自分の目で見、自分の頭で考えてください。 「 排ガスシティー 」 にもなりかねないこの入間市の大問題に対し、プロとしての危機感を持って 「 反応 」 して欲しい、そう願ってやみません。 <参考> ゴールデンウィークをグリーンウイークに http://greenweek.jp/aboutus.php 渋滞問題を伝える報道 http://mainichi.jp/select/photo/news/20080430k0000e040075000c.html
|